ノミやダニは一年中自然環境に生息しています
ノミやダニは一年中自然環境に生息しており、動物に寄生し怖い病気を運びます。
近年、問題となっているマダニを介して発症する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、致死率が高く、現在(2022年時点)有効な治療法やワクチンは確立しておらず、対症療法のみの非常に怖い感染症の1つです。
SFTSはマダニに噛まれた動物を介して人が感染することがある為、動物の飼育者は大切な家族である動物を護り、そして自分たちの身を護るためにもノミ・ダニの予防が非常に重要です。
公園や河川敷、山や川、キャンプに動物を連れていく場合は、ノミ・ダニの予防薬の投与を忘れないようにしましょう。
また、犬だけでなく猫にも感染する可能性があります。完全に屋内で飼育されている猫は感染のリスクは低いですが、屋外に行くことがある、屋内にいるが屋外の猫との接触がある等の場合は、感染するリスクがあるため予防をしましょう。
予防薬には内服薬や皮膚に直接塗布するものがあります。1カ月に1回投与の予防薬が多いですが、1度の投与で3か月効果が持続するものなど様々な予防薬がございます。どのタイプの物が合っているのかご相談も出来ますので一緒に検討しましょう。